2010-07-25

夏過ぎたレース

「暑い」と何度連呼しても少しも涼しくなるわけではないのに、昨日のレースは黙っていられないぐらい過酷な状況の中でのスタートだった。
出場したのは第13 回CSC5 時間耐久チームサイクルロードレース。CSCとは修善寺にある日本サイクルスポーツセンターのこと。自転車が趣味でなくても子供の頃に行った事のある人はいると思われるが園内にはジェットコースターやメリーゴーランド、おもしろ自転車やプールまであるテーマパークだ。
そこにある5kmコースは高低差100mあり最大12%の勾配をはじめとする3つの上りがある侮れないコースとなっている。今回は通常とは逆まわりで行われた。この場合だと周回最後の上りが最大勾配10%となる。
今回は会社のメンバー4名でこの5時間にエントリー。そのうち2名は耐久レース初レース。完走が目標。
朝6時に自宅を出発。すでに暑い。海沿いでは多少の渋滞を覚悟したがまったくといって順調。予定通り現地に到着。ところが東名で事故渋滞が発生したらしく、チームメンバーをはじめ相当の参加者が影響を受けているようだ。
ガラガラの受付を終え、ひと足先に入場、とにかく木陰を探す。すでに場所取りを終えたグループの横で遠慮がちにテントを設営し”東名組”2名を待つ。
やがてその2名も到着し慌て気味に試走へ向かう。今回の「テクニカルなコース」は試走が義務付けされていて、参加者全員が試走しないと駄目なルール。他のチームの”東名組”も慌てている様子。
試走は追い越し禁止、第一走者の自分はなるべく軽いペダリングで心拍上昇を心がけるものの、暑さで勝手に上昇している。「暑い」「5時間持つか?」、まとまって走る選手たちの背中を見るとそんな声が聞こえてくるようだ。試走が始まって10分もしないうちに”パーン!”と誰かのパンク音、これも暑さのせいか?なんて気の毒に思いながら下りに差し掛かると今度は落車発生、なんだか穏やかじゃなくなりそうな予感を抱きながら試走を終える。
そしてスタート。時刻は正午。アスファルトの照り返しで体感40度は間違いなく超えている。スタート直前の長々しい挨拶や説明がなかったのが幸いだったが、不快指数は相当高い中でのレース開始。
第一走者は開始30分の交代は禁止のため、3周は走るつもりでいたが1週目で飛ばしてしまった。どうしても周りのスピードに影響されてしまう悪い癖が今回も出てしまった。まぁこれもよくあること、周りを見ても2週目から明らかにペースダウン。そして落車がちょくちょく発生。このコースはサーキットとは違ってブラインドカーブが多い。そのコーナーの随所にスタッフがホイッスルを吹きながら警告してくれるので、後ろを気にしながらしっかり減速すればいいだけなのに、やはり暑さで判断がおかしくなっているのかも知れない。
自分の走りといえば、落車の心配がないほど3周目はスローダウン。心拍も190を超え、暑さも重なりペダルが3倍重くなったよう。なんとか次の走者へバトンタッチ。ヘロヘロ状態で1回目の走行を終える。
気を利かせてくれた妻にカキ氷を買ってきてもらう。もうろうとした中で「ブルーハワイ」とリクエストするあたりはまだ余裕がある自分に気づく。そのブルーハワイ、これまでこんな旨いカキ氷を食べたこと無い旨さ。「死ぬほど旨い」と大げさなことを言う人がいるが、この状況でこのカキ氷に限ってはそんな表現も”有り”なぐらい火照ったカラダに溶けていった。
第2走者のKIさんが走る中、会場のアナウンスでは落車発生情報だのとにかく水分補給をだのと忙しい。
やがて救急車もやってきた。場所取りの際に隣を空けてくれたチームの第一走者が包帯とガーゼだらけで戻ってきた。
KIさんは無事に、それでも相当険しい表情で帰ってきた。次はIGさん、購入間もないロードでスタート。
その後も救急車が来たり、小イベントが暑さで中止になるアナウンスがあったりと雲行きが怪しくなる。
IGさんは心配をよそにしっかりと2週をこなし、最年長のYMさんへ。次は自分の2走目なので準備を始めた矢先に突然のアナウンス。「救急の対応に限界が生じたので2時間で打ち止めとさせいていただきます」。
「えー!」という気持ち半分、「仕方ないか」なんて思う気持ち半分、そんなぐらいヤバい状況だったのかもしれない。ストレッチャーで首を固定されながら救急車に運ばれているような選手を見たら主催者もさすがに判断せざるを得ないところだろう。
そんな感じで結局1走だけで終了。記録もなしの残念なレースとなってしまった。
しかしロードをはじめてエントリーした3レースを振り返ってみると
1戦目・・・主催者の経験不足(?)で直前で大会中止
2戦目・・・豪雨で7時間が3時間で終了
3戦目・・・今回
かつで出ていたMTBのレースではそんなことななく、雨に降られることすらなかった。
MTBだと
・スキー場などの高原で開催されることが多いので真夏でも灼熱ほどにはならない。
・落車しても岩場でない限りは土や草木の上なのでアスファルトよりは安全。
・トレイルの場合ムリに抜かしたりせず、抜かす際は声掛けするのがルール。
・ヤバいところ(ギャップや崖状の下り)は無理せず降車して下る。
だから今回ほど酷い状況には遭遇したことがなかった。
まぁ今回は主催者は経験も豊富で運営面でもしっかりしていたし、落ち度は無かったと思うので良しとしよう。Tシャツもカッコよかったし・・・
日帰りレースとしてはいい感じのイベントなだけに、また来年も開催してほしいと思う。
参加メンバーの皆さん、ご苦労さまでした。



本当なら盛り上がっているはずの時間だったのに・・・ザンネン

3 件のコメント:

  1. 暑い日が続いているようですな。それにしても救急車が続出するとはなんとも壮絶な大会ですね。
    赤道直下のこちらでは、相変わらず日中の日差しだけ避ければとてもすごしやすい日が続いております。青空市場でサイクルジャージ(古着)を見つけたので買ってみました。100円です。

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  2. 過酷な状況でのレースお疲れ様でした。この日の暑さは異常でしたね。走行会も丹沢登りの手前で急遽ストップとなりました。いつも先頭を引っ張るTさんが熱中症気味になったようです。まだまだ暑くなりそうなのでお互い気をつけましょう!今度カッコ良いTシャツ見せてくださいね(笑)

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  3. >kendi
    南半球だってわかっていてもケニアのほうが過ごしやすいってへんな感じ。
    帰国した最初に迎える夏のためにもそちらで暑さ慣れしておいたほうがいいよ。

    >KJさん
    熱中症気味の状態で止めておいて賢明でしたね。ほんと熱中症って舐めちゃいけないですね。8月のレースは冷却との勝負ですね。

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